箔押しの版について

箔押しの版は大きく分けると腐食版と彫刻版に分けられます。それぞれ特徴があり、押す素材によって使い分けたり、コスト、納期、製品へのこだわり等の要素も考慮して選別します。

腐食版

金属を薬品で溶かして(腐食)させて作る版。亜鉛版、マグネシウム版、銅版などの金属版があります。一般的な箔押しの版ではかなり普及している版です。幅広い用途に使えますが、彫刻版に比べると少々耐久性に劣ります。また版の彫りの深さが彫刻版よりも浅いので、物によっては腐食版が向かない物もあります。コストは彫刻版よりも抑えられ、作成時間も短くすみます。

写真:腐食版

彫刻版(真鍮版)

厚い真鍮を職人の手によって手作業で彫刻して仕上げる版。腐食版に比べ、より深い仕上がりになります。また、垂直に近い角度まで彫り込まれるので、箔押しした時の仕上がりは格別です。革などの柔らかくて厚い物を押すのに適しています。職人の手作業で彫刻されるので同じ大きさの物でも、文字数、絵柄の細かさなどにより金額は変わってきます。腐食版よりも金額的には高価な物になります。また作成時間も腐食版よりもかかります。

写真:彫刻版(真鍮版)

肉盛り版

こちらも真鍮版の一種ですが、浮出し加工と同時に箔も押せる版です。また、版の凹部分の中にさらに凹凸部分を作ってより立体感を出す浮出しの版もあります。こちらの版は彫刻職人の技術に大きく左右され、現在ではこのような版を作れる職人さんが減ってきています。究極の彫刻版と言えるでしょう。コストと作成時間は一番かかります。図柄や大きさによっても違いますが、難しい物になると一ヶ月以上かかるような物もあります。

写真:肉盛り版

版下について

版を作成する場合、必ず必要となるのが版下原稿です。当社ではAdobeイラストレータのデータ入稿を受け付けております。プリントアウトされた紙版下、手書きの版下でも結構です。ただしデータがあるのであれば、データで入稿して頂くのがきれいに仕上げるには一番ベストです。荒い版下の修正等も行っておりますので是非ご相談ください。(※別途版下作成料金が発生します)

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